R3 Win.金星ですね。ですが再スタート???Mick Fanning vs. Kanoa Igarashi
ヒート終了後にヘッドジャッジから再スタート???終了後なんですね
物議を醸す事となったジャッジの見解は以下
ヒート結果が無効となって明日に再戦という異例の決断を下されたのがミック・ファニングvs五十嵐カノアのヒート。このような決断が下された理由は
今イベントから採用されることになった新たなプライオリティルールのため。 ヒートスタート直後は、どちらのサーファーもプライオリティを持たないノンプライオリティスタートとなり、ピーク優先のルールとなっています。 ピーク優先ルールはこれまでと変わらず、ブロッキングルールが今回から追加されました。同ルールは、ノンプライオリティ下で二人のサーファーが同じ波を狙いパドルした場合、ピークに近いサーファーが波に乗る権利があります。 しかし、最終的にピークに近いサーファーが波に乗らなかった場合、対戦相手をブロックしたと見なされ、ノンプライオリティ下でもブロックされたサーファーにプライオリティが与えられるというもの。 今回のケースだと、ヒート序盤にミックとカノアが同じ波を狙い、カノアがピークに近かったのでミックはパドルを止めたものの、結局カノアはその波に乗りませんでした。その後、ミックは手を振り、ジャッジにプライオリティが自分に移動したか確認すると、ジャッジの答えはノー。 つまり、新ルールが適用されなかったのです。そんな最中、結果的に同ヒートのベストウェイブが入り、再びピークに近かったカノアが乗って9ポイント近いスコアをマークし、カノアがヒートを勝ち上がることに。 もしも、ブロッキングルールが正しく適用されていたら、ベストウェイブを掴んだのはミック。ヒート結果が異なった可能性が十分にあります。そこでヒート終了後に審議が行われ、再戦という異例の格好となりました。 ブロックした直後にコールがあるべきことなので、カノアにとっては酷な決断が下されたと言えますね。